ブログ再開のお知らせ（白内障手術入院のご報告）

　今日午前十時半頃、退院して帰宅してきたので、ブログを再開します。
　白内障手術（左目）で二泊三日もしたので、日帰り手術もされているという昨今、その様子を少しご報告しておきます。

　まず、全般的に言えることは、二泊三日もかけるということで、ずいぶん丁寧・慎重に扱っていただいたという実感です。
　木曜日午後二時前に、病院の入院専門の受付窓口（外来受付とは別の場所にある）で、入院手続きをします。事前に予約はしてあったのですが、全部保険適用で済む四人部屋は満室で、差額ベッド代が一泊約二千円ほどかかる二人部屋にあてがわれる。入院保証金五万円を前払いして預かり証をもらって手続きが済むと、看護師さんが現れて、氏名を確認すると右手首に氏名と生年月日とそれらに対応したバーコードの付いたリストバンドを巻き終わると、三階にある病室まで案内してくれる。
　相部屋の人は、やはり白内障手術の七十半ばといった年頃の男性。
　ベッドはパラマウントのリクライニング式で、上半身・足部・全体と三部分毎に傾斜・上下ができるもの（これは二人部屋だからかもしれない。十数年前、この病院で、Ｃ型肝炎のインターフェロン治療を受けた時の入院では四人部屋でリクライニングではなかった。長い年月が経ち、設備が変わっているのかもしれない）。
　テレビは、十時間千円のテレビカードを病院の入り口近くにある売店（小型コンビニ程度）の自販機で購入して観ることができる。音声はイヤホンで。日立の１２インチほどの「Ｗｏｏ」が、ベッド両脇にあるサイドテーブル兼物入れに設置されている。私は、当日の大相撲・琴奨菊戦等や、昨日のテニス全豪オープン錦織戦や、サッカー・リオオリンピックアジア予選・対イラン戦や、ニュース等を観て、十時間分使い切った。もし、余った場合は、売店のカード自販機の横にある精算機で残った時間に対応するだけ返金してもらえる。
　病室に落ち着くと、看護師がやってきて、手術実施計画書の説明をし、事前に渡されていた消毒用の眼薬とは他の消毒用の目薬をくれて、その打ち方として、毎食後と寝る前の四回、事前に渡されていた目薬と一緒だが、打つのは五分間、間隔を開けてからするようにとのこと。
　その後、同病の四人が一緒に「カウンセリングルーム」に集められ、退院後、入浴や洗髪で眼に水がかかる恐れがあるような場合に、眼を保護する透明のプラスチック膜の使用法を説明するＤＶＤを魅せられる。しかし、それは、みるからに難しそうで面倒くさそうで、説明していた看護師さんでさえ「美容室で洗髪してもらうのもいいでしょうね」と言うほどのものだった。まあ、これは、ほんのご愛敬といったところだ。
　夕食は「常食」ということで、ワカメの味噌汁に肉じゃがに白菜の漬物にご飯という、まさに一汁三菜、質素なものだったが、味は好かった。
　午後九時前に、血圧と体温を計測に看護師さんが来た後、一応消灯となるが、部屋の蛍光灯は自分で点け消し出来るようになっている。また、蛍光灯を点けなくても、頭部上に、調節可能の手元灯があって、読書もできる。
　翌朝は、六時に看護師さんが体温と血圧を計りに来た後、七時頃、朝食。シイタケのお澄ましと漬物と鮭の塩焼きにご飯という、またしても、一汁三菜、味は好い。
　手術は午後二時二十分予定なのだが、午前十一時から吸水禁止、昼食は抜きで、昼前から、手術用にと電解質の液体と炎症予防の抗生物質のニパックの点滴開始。また、昼過ぎからは、眼の消毒ということで、目薬を、一セット五分おきに三種を、四セット、手術前までにこなした。点滴をしているので、例の点滴用のバーを引き摺りながら、手術前の最終トイレを済ましておく。
　手術の順番がくると（というのは、眼科の白内障手術は毎週金曜日午後にまとめてやると決まっているからで）、看護師さんが車椅子を押して病室まで来てくれて、一階にある手術室まで途中エレベーターを乗り継ぎながら、四～五分ほどかけて案内してくれる。
　手術室に到着して入ると、まず準備室というのがあって、そこにＰＣが置いてあって手術専門の担当医らしき男性医師が、（ちなみに眼科の主治医・執刀医は女性医師）、右手首のリストバンドのバーコードを読み取らせながら、口頭でも、氏名・生年月日を私に尋ねて確認する。
　手術室は汎用らしく、十坪ほどあって、いろいろな機器が並んでいたが、ほぼ中央にあるベッド（手術台）に私を寝かせると、左腕に血圧測定用のベルトを巻き、胸には心電図計の端末を張り付け、顔は手術用の布で覆い、手術が始まる。すると、その時、警報音のようなものが鳴って、その場がざわつき、執刀医の女医先生が「気分が悪いことはありませんか？寒気はしませんか？」と尋ねてくるので、どうしたのかと思っていると、血圧が異常に低くなったというのだ。それで「どのくらい低いんですか？」と私が尋ねると、女医先生は苦笑いしながら（？）「６５です」と言う。確かに、異常に低いが、私の平生の血圧は１００～１１０位と低いのは、事前の健康チェックでもわかっていたことだし、本人も今も別状無いということなので、周囲を取り囲む助手たちが血圧を上げるため足部に枕みたいなものを二段にわたって積むなどして、手術が始まった。
　手術は、何か左眼のあたりをいろいじっているようで、「瞼を開けておくために機械を装着しますね」とか、「少ししみますよ」そか「暗くなりますよ」とか、女医先生が声をかけてくれながら進むのだが、その途中で、先生が周囲の補助医師たちと進行状況などを話しているらしい声も聞こえてくるが詳しくは聞こえないので、何を話しているのか、少し心配にもなるが、時間的には、私が推測していたよりは少し長くかかったようだが、最後に左目をガーゼで覆うと、何とか終わり、先生が、「終りましたよ」と、声を掛けてくれて、私は、助手たちに抱きかかえられるように、車椅子に座らされた。先生は「目まいなどしませんか」と、血圧が異常に低かったことを気遣ってくれたが、何ともないので、「大丈夫です。ありがとうございました」と言って、手術室を後にした。
　準備室に戻ると、看護師さんが待機していてくれて、そのまま、また、三階の病室まで車椅子を押して行ってくれた。
　病室に戻ると、手術用の点滴はそのままで「一時間は安静にしていること、そのあとは、夕食まで自由」と看護師さんに告げられた。そして、一時間ほど経つと看護師さんが来てくれて、右手首の点滴用の針を抜いてくれて、晴れて自由の身となった。
　そこで、昼食は抜いていたこともあって、左眼はガーゼで覆われているし、右眼も元々強度の近視なので、ぼんやりとしか見えないのだが、歩き回るに不自由はしないので、一階にある自販機まで行って、まずは、「コーンポタージュ」（１３０円）を飲み、それから、そこからは廊下でかなり離れた場所にあるパンの自販機まで行って、「カレーパン」と「メープルパン」（共に１４０円）を買って病室に戻った。リクライニングベッドの上半身を起こして、カレーパンをほうばると、甘辛い味わいが口中に広がった。メープルパンは夜食用にしまっておいた。
　夕食前、五時頃に執刀医の女医先生が病室まで来てくれて、その後の様子を尋ねてくれて、異常ないことを確かめると、翌朝八時頃に、退院確定のための診察をしますからと告げて、戻って行った。
　翌朝は、つまり、今朝は、朝食後、八時頃に左眼のガーゼを外して診察をして、異常の無いことを確認すると退院が決まり、退院後の注意点の説明を受け、病室に戻った。病室では、看護師から、消毒用の目薬三種類を手渡され、毎食後５分おきに三種を打つ説明を受けた。また、炎症止めの抗生物質も、毎食後三回、三日分いただいた。そして、後片付けをして、病室を後にした。
　一階の入院用の窓口で、退院手続き・費用の精算をする。入院手術費が三万五千程度、食事代と差額ベッド代等で五千程度で、小銭で数十円出すと、保証金五万円との差額一万円が返金されて、退院手続きが済んだ。

　そんなこんなで、退院してきたが、左目の白内障手術はやり終ってみて分かったが、手術前には、左目が見えにくかったのは近視が強いせいからだと思っていたのだが、現在は右目よりも好く見えるようになって、白内障のため見えにくかったのだった。
　まあ、人間ドックで発見されて手術に至ったわけだが、結果、やってよかったということだ。診察の過程で、右目も、軽い白内障になっているらしいので、この先、また手術を受けることになるだろうが、その時は、もう少し、落ち着いて受けられると思われる。

　そこで、今日は昼食前の諸数値を計ることができた。
　やはり、病院食は質素というか、カロリー計算ができているというのか、全く「食っちゃ寝」状態
なのに、体重は全く増えておらず、体重以外の諸数値も悪くなっていない、むしろ、いいくらいだ。

体重　　　　　　６３．３ｋｇ　　　体脂肪率　　２１．５％（やや高い）
内臓脂肪レベル　９．０（標準）　　基礎代謝量　１４８７ｋｃａｌ
ＢＭＩ 　　　　　２２．６　　　 　体年齢　　　　　５３歳　
全身皮下脂肪率　 １４．８％　　　　体幹皮下脂肪率　１３．０％
両腕皮下脂肪率　１８．５％　 　 　 両脚皮下脂肪率　１８．４％
全身骨格筋率 　　３０．３％　 　　 体幹骨格筋率　 　２４．３％
両腕骨格筋率　 　３６．６％ 　　　 両脚骨格筋率　 　４７．６％


　なお、今日は、夕食前の入浴は自粛たほか、夕食前の諸数値の計測も、入浴しなかったり、目薬に気を取られていたりしたため、計測を忘れてしまったので、ご報告できない。申し訳ありません。