阪神勝ったが、小林宏は、気の毒だった

　今日の阪神×ヤクルト戦、阪神が、９－４で、勝つには勝ったが、すっきりしない勝ちだった。

　８－２と、大量リードしていた８回表、リリーフで、小林宏が登板した。
　小林宏は、前回登板でも打ち込まれるなど、調子が良くないので、大量リードの場面で出て、調子を取り戻させようという、ベンチの判断もあったろう。

　その小林宏は、ワンアウトを順調に取ったものの、次打者もサードゴロに打ち取ったと思ったところで、さ－ど新井が、ファーストへ、悪送球で出塁を許した。これで、リズムの狂った小林宏は、次打者を四球で歩かせ、さらに２塁打を浴び、１点失ったところで、榎田と交代した。
　小林宏は、もし新井がエラーをしなければ、三者凡退で切り抜けて、復活への手ごたえを得られたかもしれないのに、気の毒なことをしたものだ。

　新井は、今日は、反撃の口火を切るタイムリーヒットは打ったものの、終盤の締めねばならぬところで、こういうエラーをするから、信頼感が湧いてこない。

　今日の阪神の打撃陣は、５番に入ったマートンが、４安打３打点の活躍で、どうやら調子を取り戻せそうなのが、収穫だった。

　阪神は、今日の「大勝」に油断せず、明日も、頑張ってほしい。