朝青龍がいない「大相撲」は、面白くない！

　今日から、２０１２年大相撲初場所が始まる。

　まあ、希勢乃里の新大関、久しぶりの日本人大関となった琴奨菊の２場所目など、それなりの話題はあるものの、やっぱり、朝青龍がいなくなった大相撲は面白くない。

　横綱の風格が無いとか、礼儀を知らないとか、その筋からの評判は悪かったが、あの天真爛漫な腕白ぶりは、土俵を面白くさせてくれた。確かに、白鵬は安定していて強さ抜群だが、全く相撲に面白みが無い。
　朝青龍の破天荒な振舞いあってこその、若貴なきあとの大相撲を背負っての人気だった。

　朝青龍の立ち居振る舞いをあれこれ言ってた割には、「八百長」という昔からうわさされていた「悪しき伝統」には全く無頓着だった協会幹部たち、何をやっていたのか。目の付け所が違うとと言いたい。

　朝青龍が、体力の限界とか、怪我とか、やむを得ぬ引退だったなら、もう少し違っていただろうが、「暴行事件」での引責辞任のような中途半端な止め方だっただけに、未練が残る。

　まあ、交友関係とか、「経済」活働とか、一般人には窺い知れない問題を抱えていたのかもしれないが、相撲の面白さという点からは、天下一品だった。

　初場所が始まる日に当たり、一抹の寂しさを感じるものである。