コルセット、あれこれ

左膝の固定に巻いているコルセット、
もちろん、巻いていると、
左膝の曲げ伸ばしはできず、
歩くには、左脚を引きずらねばならない。
まあ、こういう状態が二十日近く続いてくると、
コルセットを巻くのも慣れてくるし、
慣れてくると、巻く時に、
あれこれ、余計なことを考えるものである。

余計なことだから、
どうでもいいことなのだが、
まず、コルセットを巻くのに、
巻いて留めるのは、マジックテープになっている、
四本の細長い帯なのだが、

これが、コルセット本体も表面がスポンジになっているので、
慣れないと、細長い帯がそのスポンジに絡まって、
巻いたり外したりが、やりにくくなる。
それで、慣れた時には、
外した細長い帯を、そのままにしないで、
細長いものを二つ折りにして、
その折った面のマジックテープ面を内側にして両方からくっつけて、
そのマジック面が本体のスポンジに絡まらないように、
手当てする方策を編み出すことができた。

こうすると、
四本の細長い帯の表面から、
マジック面は内側に隠されて、コルセット本体に絡まず、
楽々、コルセットを、取り回すことができるようになる。

まあ、なんでもないことなのだが、
こうすることによって、
コルセットを巻きつける時のストレスが、
大幅に緩和されることになるのは、
言うまでもない。

コルセットは、
寝る前に湿布を貼り替える時に
一度巻き直し、
また、朝、起きた時には、
寝るときには肌に直接巻いていたものを、
日中過ごす用に、冬用のタイツの上、ズボンの下
になるように、巻き直すときに一回、
さらに、昼食前に、湿布を貼り替えるのに一回と、
都合、一日三回、巻き直すので、
南外、あれこれ、考えてしまうものである。