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一日人間ドッグ・脳ドッグ、受けてみたら

 60歳になって、市の健康保険で、一日人間ドッグと脳ドッグの補助が出るということなので、申し込んでみた。すると、抽選で、人間ドッグは当たったが、脳ドッグは外れた。ただ、私の行きつけの病院では、人間ドッグと脳ドッグとをセットで受診すると「割引」になるので、この際、まあ60歳から5年刻みの「節目」での補助なのだから、5年に一回なら、両方受診しておいても良いかと思い、両方申し込んだ。それは、昨年の7月なのだが、その時予約を取ったら、受診できるのは、翌年1月末という「混雑」ぶりだったのだ。

 その受診日が、1月26日だったので、内容を覚えているうちに、簡単に、体験記をメモしておこうと思う。

 まず、私自身のイメージとして、「人間ドッグ」というと、なんとなく船のドッグ入りと言うコトバのイメージから、病院に入院してずっとベッドなどに寝ていて、いろいろ検査に追い回されるのじゃないかなー……というようなものがあったのだが、そのイメージは、大いに間違っていた。

 まあ、一言で言うと、通常の健康診断の「検査項目」が少し増えたくらいで、そのため、検査は両ドッグで朝8時から午前中いっぱいかかったが、そんなに大げさなものではなかった。まあ、確かに、全部終わって、最後に、昼食を病院のレストランで食べるというプログラムなのだが、その時は、さすがに、多くの検査を受けた後なので、「やれやれ、やっと終わったか。あー、大変だったな。今日は、これで終了」、という実感ではあったが。

 あとは、受診する病院によって、それぞれ対応は異なると思うが、私の受診した病院では、「少し高級な特別扱い」という感じで、受付から特別の部屋があって、そこは待合室と簡単な受診室が併設されたスペースなのだが、ソファーやテレビがあって、静かな落ち着いた雰囲気が演出されている。
 また、受診者は一日二人と決まっているらしく、私のほかにもう一人受診者がいたが、病院側は、受診者一人に担当者一人(看護師ではなく「受付嬢」のような事務職員)をつけるという丁寧ぶりで、ここでも、通常の健康診断よりは「特別扱い」が感じられる。

 まあ、そんな全体の印象だが、検査自体は、おそらく全国共通のものが一定の基本になっていて、その他各病院でのオプションが少しあるのではないだろうか。

 まず、採尿して、身長と体重と視力と胴回りを計った。これは、市の補助を受けて人間ドッグを受ける条件として「特定検診」と必ずセットでなければならないということで、胴回りを計ったのだと思う。

 その後、採血、心電図、腹部エコー、胸部レントゲン、眼低写真、聴力検査ということと、あとは内科の問診が最後で、人間ドッグは終了した。結果は、「特定検診」は終了後、しばらく待っていると医師から説明を受けられるという、手際の良さ。

 この結果報告で、私には、一つ意外な数値があった。
 それは、悪玉コレステロールが基準値である120(病院では135)を、大幅に超える166もあったのだ。医師の説明によると、脂肪分の多い食事をしているか、運動不足か、何らかの生活習慣によるものだ、ということなのだが、それらは、いずれも私には当てはまらない。
 運動不足なんて、ほぼ週に5日は、ウォーキングかジョギングを2時間づつやっているのだから。食事だって、バランスを考えている。そういうことを医師に伝えると、「まあ、今回、突然の上昇だから、もうしばらく経過を見ましょう」ということになった。まあ、私は、C型肝炎のインターフェロン治療後の経過観察ということで、半年に一度、血液検査を受けているので、それらによれば、悪玉コレステロールは、少し高めではあるが、基準内には収まって経過してきているという実績があったからだ。
 まあ、いずれにしても、思いもかけなかった悪玉コレステロールだったが、そのほか、善玉コレステロールは、だいぶ多くあり、中性脂肪は、上限より半分以下という低水準だった。これらも、悪玉コレステロールが基準以上でも、「経過観察」で済んだ要因だったのだろう。

 その後は、脳ドッグで、これは、頭部のMRIと、頸部動脈のエコー検査とがあった。
 頭部のMRIというのは、例の磁気共鳴装置の大音響で、全く嫌なものではある。30分くらいは、騒音に耐えていなければならない。頸部動脈のエコー検査は、まあ簡単なもので、10分程度で済んだ。

 まあ、受診日は、前日夜9時から、飲食完全シャットアウトということで、体重は、前日ジョギングもしていたせいもあって、60.7キロと、ずいぶん低い水準が出て、これには、内心「ニヤリ」とした。

 そして、すべての検査が終わると、ちょっと洒落ているのが、レストランでの食事だ。案内されると、「予約席に」が設けてあって、メニューを選べる。私は、サバの味噌煮を選んだが、デザートに柚子のシャーベットと野菜ジュースも選べた。


 まあ、人間ドッグ・脳ドッグを受けるのは、生まれてはjめての経験だったが、5年毎という程度であれば、やっておいて「損」はないだろう。これで、健康面、すべてがチェックされるわけでないのは承知しているが、まあ、通常の「検査」としては、一通り受診できたので、後は、郵送されてくる結果を待つこと(3週間後)と、脳ドッグは2月9日に医師から説明があるとのこと。

 費用は、以上すべてで、市の補助が18000円あって、脳ドッグ加算が48000円で、計60000円だった。
 これが高いかどうか、は、人それぞれ、「健康長寿」への考え方次第だろう。(5年に1回と考えれば、年12000円である。また、脳ドッグも補助の抽選に当たれば、半分くらいにいはなりそうだ)。
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