阪神の９月の試合日程と、勝敗の見通し？

　阪神、昨日は台風１２号の名残の雨で、途中２度の長時間中断を挟み試合を強行したが、苦手の横浜・三浦に手も足も出ず完封負け（８回雨天コールド）を喫した。これで、４位転落である。
　といっても、まだ、首位ヤクルトとのゲーム差は、４、だから、まだまだ充分、首位戦線に残っているとはいえよう。

　そこで、勝負となるのが、この９月の戦い方だ。日程を見てみると、以下のようだ。

　これを見ると、広島、ヤクルトと６連戦、１日開けて、中日と３連戦、また１日開けて、今度は広島と４連戦と少し変則（祝日が挟まるからだろう）で、２日開けて、巨人と３連戦、１日開けてヤクルト、中日と６連戦、となっている。
　６連戦が２度と、４連戦が１度だから、それほど日程的に苦しくはない。（逆に言うと、それだけ１０月以降の、雨天中止試合の振り替え戦の日程がきつくなるのだろう）。

　首位ヤクルトとは６試合ある。中日とも６試合ある。広島とは７試合もある。巨人とは３試合。苦手・横浜とは試合がない。

　となってくると、当然、首位ヤクルトとの６試合が最重要だが、対ヤクルトには勝ち越しているので、分はいい戦いをできるはずだ。

　問題は、中日と広島だ。今、対戦成績のデータがないので、正確なところは書けないが、どちらも、苦手にしている。ただ、中日とは、鬼門・ナゴヤドームではなく、６試合とも甲子園でできるのは、幸いしている。悪くても、五分でいけるはずだ。
　対広島も苦手にしているマツダスタジアムで４試合あるのが、少し苦しい。
　巨人とは、ほぼ互角の成績だから、甲子園でやれるのは、有利である。

　こう見てくると、日程的には、それほど不利な材料は少ないので、したがって、問題は、昨日の試合のように、「打てない」ことにある。

　打撃陣の不振は、好調ブラゼルを怪我で欠いているのが響いている。不振の新井を７番に下げて、４番には関本を入れる苦肉の策に出ているが、これでは、せっかく新井がヒットで出ても、その後がキャッチャーの藤井とピッチャーでは、得点にならない。何とか、１～２番、３～４番で出塁・得点することを狙わなければいけないのだが、キーポイントのマートンが、好不調が激しくて、上手く機能していない。

　まあ、こうなると、首位に肉薄するためには、明日火曜日からの甲子園での広島戦は、悪くて２勝１敗で乗り切り、その勢いで、神宮球場に乗り込み「お得意さん」のヤクルトに３連勝するしかないだろう。
　今週をそのように戦えれば、その勢いで、残り、中日、広島、巨人とも、互角以上の成績を挙げて、何とか首位戦線に残ることが、不可能ではないのではないか。

　今の阪神の状態を見ていると、やはり、これは優勝を狙える、というにはまだまだ勢いが足りない。
　打撃陣が奮起すれば別だが、今のままでは、かなり苦しい戦いが待っていると見ていいだろう。


6 日神－広（甲子園18:00）
7日 神－広（甲子園18:00）
8 日神－広（京セラ18:00）
9 日ヤ－神（神宮18:00）
10日 ヤ－神（神宮18:00）
11日 ヤ－神（神宮18:00）

12日 試合なし

13日 神－中（甲子園18:00）
14日 神－中（甲子園18:00）
15日 神－中（甲子園18:00）

16日 試合なし

17日 広－神（マツダ13:30）
18日 広－神（マツダ13:30）
19日 広－神（マツダ13:30）
20日 広－神（マツダ18:00）

21日試合なし
22日試合なし

23日 神－巨（甲子園14:00）
24日 神－巨（甲子園14:00）
25日 神－巨（甲子園14:00）

26日 試合なし

27日 ヤ－神（神宮18:00）
28日 ヤ－神（神宮18:00）
29日 ヤ－神（神宮18:00）
30日 神－中（甲子園18:00）
1日 神－中（甲子園14:00）
2日 神－中（甲子園14:00）